ジョーカーゲーム/柳広司
【あらすじ】
結城(ゆうき)中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校。''D機関''
『死ぬな、殺すな、とらわれるな』
この戒律を若き精鋭達に叩き込み、軍隊組織の信条を真っ向から否定するD機関の存在は、当然、猛反対を招いた。
だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く結城は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果をあげてゆく…。
日本推理作家協会賞に 輝く究極のスパイミステリー。
【感想文】
めちゃくちゃカッコいいです!
男子が大好きな話です!
世界大戦中の諜報機関(スパイ)の話なんですけど、なんでこんな話が思い付くんですかね!?
周りのガチガチの軍人の批判を受けながらサラッと任務を遂行する姿が痺れます!
でもその姿はわからないんですよね。
短編集なんですが、ストーリーの繋がりがあり、伏線の回収もいいんです。
しかも、『ジョーカーゲーム』の続編にも繋がっていて…。
人生で出会った1番カッコいい小説です。
続編の『ダブルジョーカー』『パラダイス・ロスト』『ラストワルツ』もいいんですけど、やっぱり1作目には敵わないかなぁ。
【おすすめ度】
S