イン・ザ・プール/奥田英朗
【あらすじ】
「いらっしゃーい」。
伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。
色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。
そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。
プール依存症、陰茎強直症、妄想癖……訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。
こいつは利口か、馬鹿か? 名医か、ヤブ医者か?
【感想文】
いろんな悩みを持った患者さんが、ヤバい先生との出会いで悩みが解決していくって話。
最初はちょっとイラッとする伊良部先生がだんだん癖になってきます。
笑いの要素がかなり強めですが、意外と深いんです。
人生論?人生哲学?って言うのかなぁ?
読んだ後は心がスッキリするしちょっと元気になるし、小さい悩みなら「まぁいいか」って思わせてくれます。
いつ、誰が読んで面白いと思います!
僕は1冊目を読んだ後、続編2冊を即買いしました(笑)
と
です。
続編ってちょっとマンネリしたりネタ切れ感があることないですか?
この2冊は全くそんなことがありませんでした!
むしろ、空中ブランコがよかったかも。
伊良部先生ぐらいヤバい看護師のマユミまでいい人に感じてくるし。
短編なのでサクっと読めますし、ぜひ読んでみて下さい!
【おすすめ度】
A